こんにちは、Acidカラスです。
ずっとゲーム制作に勤しんでいますが、そんな中、Xの利用規約が変わるという情報が私の耳に届きました。
ブロック機能貫通...とAIの話。
ブロック機能はそもそも使ったことなかったので、個人的にはあ、そう。なのですが、問題はAI。
私も一応クリエイターをしています。細々。
3DCGモデリングしてたり(ゲームの画面はまだ見せられないよ!)。
そんな私が、AI云々の話をスルーするわけにはいきません。
一体どんな規約になったのか。
それは...
「ユーザーの画像や映像をAI学習に使用するよ~!」というものでした。
噂では。
これだけ聞いてもねぇ...という感じなので、自分で何とか頑張って一通り読みました。
カラスには難しかった。(でもなんか丁寧になってる?)
取り敢えず今回話題になっている部分。↓
ユーザーの権利およびコンテンツに対する権利の許諾
ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して、自ら送信、投稿、または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。ユーザーのコンテンツはユーザーのものです。すなわち、ユーザーのコンテンツ(他のコンテンツに組み込まれたユーザーの音声、写真および動画もユーザーのコンテンツの一部と考えられます)の所有権はユーザーにあります。
サービス上でまたはサービスを通じてコンテンツを送信、ポスト、または表示することにより、お客様は、現在知られているまたは今後開発されるあらゆるメディアまたは配信方法で、あらゆる目的で、かかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、適応、変更、公開、送信、表示、アップロード、ダウンロード、および配信するための、世界的、非独占的、ロイヤリティフリーのライセンス(再許諾の権利を含む)を当社に付与するものとします。明確にするために記すと、これらの権利には、たとえば、キュレーション、変換、翻訳などが含まれます。このライセンスによって、ユーザーは、当社や他のユーザーに対し、ご自身のポストを世界中で閲覧可能とすることを承認することになります。お客様は、このライセンスに、当社が(i)お客様によって提供されたテキストやその他の情報を分析し、その他の方法で本サービスを提供、促進、改善する権利(生成型か他のタイプかを問わず、当社の機械学習や人工知能モデルへの使用やトレーニングなど)、および(ii)当社のコンテンツ利用規約に従い、サービスにまたはサービスを通じて送信されたコンテンツを他の企業、組織、または個人が利用できるようにする権利(サービスの改善、および他のメディアやサービスでのコンテンツのシンジケーション、放送、配信、リポスト、プロモーション、公開など)が含まれることに同意するものとします。ユーザーが本サービスを介して送信、投稿、伝送またはそれ以外で閲覧可能としたコンテンツに関して、当社、またはその他の企業、組織もしくは個人は、ユーザーに報酬を支払うことなく(ユーザーは、ユーザーによる本サービスの利用がコンテンツおよびコンテンツに関する権利の許諾に対する十分な対価であることに同意するものとします)、当該コンテンツを上記のように追加的に使用します。
当社では、エコシステムパートナーが本サービス上のユーザーのコンテンツを使用する方法について、発展的なルールを用意しています。これらのルールは、ユーザーの権利を念頭に置いた上で、オープンなエコシステムを構築するために存在しています。ユーザーは、当社ならびに当社のパートナーがユーザーのコンテンツを配信、配給、公表、または放送する際にコンテンツが修正または変更される可能性があること、および/またはコンテンツを異なるメディアに適合させるためにコンテンツに変更を加える可能性があることを理解しているものとします。
ユーザーは、ご自身が本サービス上でまたは本サービスを通じて送信、投稿または表示するコンテンツに関して、本規約で付与される権利を許諾するために必要な、すべての権利、ライセンス、同意、許可、権能および/または権限を有していることまたは得ていることを表明し保証するものとします。ユーザーは、ご自身が必要な許可を得ているまたはその他の理由により素材を投稿し当社に上記のライセンスを許諾することができる法的権限を有している場合を除き、当該コンテンツが著作権その他の財産権の対象となる素材を含むものではないことに同意するものとします。
うーん。
難しい。ひとつずつ噛み砕いていきましょう。
ユーザーは、本サービス上にまたは本サービスを介して、自ら送信、投稿、または表示するあらゆるコンテンツに対する権利を留保するものとします。ユーザーのコンテンツはユーザーのものです。すなわち、ユーザーのコンテンツ(他のコンテンツに組み込まれたユーザーの音声、写真および動画もユーザーのコンテンツの一部と考えられます)の所有権はユーザーにあります。
ユーザーは私たちのこと。
ここでは、「コンテンツ」の定義がされていますね。
「コンテンツ」には音声、写真、動画も含まれる。
そして、所有権。そりゃ所有しているので所有権ありますね。
とはいえ、何か気になるものがありますね。
写真、所有権。
大抵のクリエイターは、画像を作りませんか?
しかも、わざわざ所有権という言い方。著作権は?
ユーザーは、ご自身が本サービス上でまたは本サービスを通じて送信、投稿または表示するコンテンツに関して、本規約で付与される権利を許諾するために必要な、すべての権利、ライセンス、同意、許可、権能および/または権限を有していることまたは得ていることを表明し保証するものとします。ユーザーは、ご自身が必要な許可を得ているまたはその他の理由により素材を投稿し当社に上記のライセンスを許諾することができる法的権限を有している場合を除き、当該コンテンツが著作権その他の財産権の対象となる素材を含むものではないことに同意するものとします。
これは最後の部分です。
ここでもコンテンツについての詳しい定義がされていますね。
写真じゃなくて画像はー?と思った私みたいなヤツ向けでしょうか。
まぁ、太字のところが一番大事なもんで、ライセンス(後々一緒に詳しく見ていきましょう~。)云々を渡せるのはコンテンツが著作権その他の財産権の対象となる素材を含むものではないものに限られるということ。
だから写真って言い方なんですね~。
と言いたいところですが、上に例外がごちゃごちゃ書いてありますね。
私には難しいので、ChatGPTに
「[ご自身が必要な許可を得ているまたはその他の理由により素材を投稿し当社に上記のライセンスを許諾することができる法的権限を有している場合を除き]について、小学生でもわかるように噛み砕いて教えてほしい」
と訊いてみました。
この文を小学生にもわかるように説明すると、次のような感じになります:
「あなたが持っている写真や絵などを、この会社に使わせるためには、あなたがそのものを自由に使ってもいいと決められる権利を持っているかどうか、ちゃんと確認してください。もしその権利がないなら、会社にそのものを渡したり、使わせたりしてはいけません。」
つまり、「使っていいものかどうか、自分できちんと確認してから渡してね」ということです。
ありがとうChatGPT。すごーくわかりやすい。
自分で描いたし権利持ってるし、投稿したろーと言って、自分で投稿した時点でその作品はXにライセンスを渡していいコンテンツな訳です。
という訳で、我らクリエイターの作品はコンテンツですね。
それでは真ん中の方の文章を見ていきましょう。
サービス上でまたはサービスを通じてコンテンツを送信、ポスト、または表示することにより、お客様は、現在知られているまたは今後開発されるあらゆるメディアまたは配信方法で、あらゆる目的で、かかるコンテンツを使用、コピー、複製、処理、適応、変更、公開、送信、表示、アップロード、ダウンロード、および配信するための、世界的、非独占的、ロイヤリティフリーのライセンス(再許諾の権利を含む)を当社に付与するものとします。明確にするために記すと、これらの権利には、たとえば、キュレーション、変換、翻訳などが含まれます。このライセンスによって、ユーザーは、当社や他のユーザーに対し、ご自身のポストを世界中で閲覧可能とすることを承認することになります。
長いので一旦ここで区切ってみます。
なんかわかりやすく書いてくれていますね。
コンテンツにはX社へライセンスを付与しますって言うことですね。
そのライセンスは、ポストを世界中で見られるようにする為です。
ロイヤリティフリーとは、著作権や商標権などの知的財産を利用する際に、権利所有者へ支払う使用料(ロイヤリティ)が無料(フリー)であること
ですが、まぁポストする度にX社が金払ってたら意味わかりませんね。
お客様は、このライセンスに、当社が(i)お客様によって提供されたテキストやその他の情報を分析し、その他の方法で本サービスを提供、促進、改善する権利(生成型か他のタイプかを問わず、当社の機械学習や人工知能モデルへの使用やトレーニングなど)、および(ii)当社のコンテンツ利用規約に従い、サービスにまたはサービスを通じて送信されたコンテンツを他の企業、組織、または個人が利用できるようにする権利(サービスの改善、および他のメディアやサービスでのコンテンツのシンジケーション、放送、配信、リポスト、プロモーション、公開など)が含まれることに同意するものとします。
...急にやばい文言入りましたね。
はい、この時点でAIに学習されたくないタイプのクリエイターは逃げたほうがいいですね。
とはいえ、あくまでも「X社」の。
まだそのX社のAIがどんなものかわかりません。
...ご存知ですか?
Grok。
どうやら画像生成できるようです。合掌。
さて、「サービスにまたはサービスを通じて送信されたコンテンツを他の企業、組織、または個人が利用できる」という部分ですが、これはコンテンツ利用規約を別途見る必要がありますね。
本サービスを利用するためのユーザーライセンス
当社はユーザーに、本サービスの一環として、当社が提供するソフトウェアを使用するための、譲渡不能の非独占的で世界的な個人ライセンスを無償で許諾します。このライセンスは、Xの明示的な書面による同意なしに、他の個人または団体に譲渡、贈与、販売、共有、またはその他の方法で移転することはできません。このライセンスの唯一の目的は、ユーザーがXで提供される本サービスを本規約に従った形で利用し、その恩恵を受けられるようにすることにあります。
転載は許されないと言うことですね。そりゃそう。
というわけで、Grok以外では使用されないです。
やったね!
安心してXを続けられますね!
...と、結構ちゃんとしています。
とはいえ、結局どのSNSも、何かしら悪用の被害に遭っても責任は取れません。
利用規約に書いているからと言って安心はできませんね。
ましてや、こんだけしっかり見て、やっとこういう意味かぁ~と理解できました。作品を悪用する人間が、これだけちゃんと見るかなぁと。
X上でも滅茶苦茶話題になりましたからね。悪用されるかも知れない側の方々がこれだけ声を上げているのです。
全然、画像使えるじゃーんと思ってAI生成の餌にするヒトとか居そう。
しかもGrokでごちゃごちゃになった画像、もし悪用されて更にGrokじゃないAIで使われた時、自分の作品だ!と言えず文句が言えないですよね。あーやだやだ。
ということで、元々悪用は簡単にされる上に、Xで悪用されやすくなるなら、私はBluesky行きますわ。
...という訳で、
是非見てください~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
昨日アカウント作りました~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
Grokだろうが公認でAIの学習に使われると、今作ってるゲームの画像は、生き物好きにとって迷惑になりかねないので、AI学習に使うな!と意思表示しつつ、ゲームのこと投稿しようと思います。
いやぁ、最近のX、普通に使い辛かったからよかったわぁ。
勝手に広告にスクロールしたり、勝手に動画が次の再生になったり。
私はGrokだろうが絶対に「無料でAIに使っても良い作品ですよ」と取れるような行動はしません。
だって、普通にイラストのご依頼受けたときって、著作権譲渡すると更に料金上乗せするじゃないですか。
なのにAIに使用する分には金かからないっておかしくないですか...?
AI学習に使うなら餌一つにつき著作権譲渡分込みのイラスト料金必要だろ。
そしてAI生成はAI制作とイラストの料金とかを加味して料金設定しないとだろ。
利用する側は、料金を見て、料金が高くても納期短くて自由度高い方がいい!っていうヒトがAIを利用する。これで良いのではないか?と思うんですよ。
...ということで、また今度!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!