ゴリゴリのAcidカラスBlog

人生で一番ほっこりしたことは、飼ってたニワトリとオカメインコが人間の居ない時にセッションしていた事です。

楽曲:Spectrum 歌詞

こんにちは、Acidカラスです。

 

前回の記事で、次の記事は3DCG…と書きましたが、動画まで作ろうと思うと時間がかかる為、先に音楽の話しちゃいます。

 

今回詳しく話す楽曲は「Spectrum」。

youtu.be
前々回の記事で紹介すると書きましたね。この記事がそれです。

 

まず、歌手は私ではありません。u10という私の友人。

大人っぽく鋭い声でカッコいいですよね~。
声が高く、一見女性かのように思われますが、彼は男性です。
そして、勿論友人なので実物にお会いしたことがありますが、声だけでなく、見た目も中性的

きっと、実物とすれ違っただけの方や、初めて声を聴いた方はかなり混乱しますよね。

 

そんな性別云々に関する話といえば…

 

そう、LGBTQ

 

私自身あまり深追いしていない内容ですが、現代はかなり性別フリーダムで、性別が不思議なヒトはLGBTQに関連することが多いようです。
彼がそれらに当てはまるのかはわかりませんが、性別が見た目でも声でもよくわかんねぇという強い特性を持っているので、これは楽曲に絡めたいなと思いました。

…と言っても、歌詞中には性別の話は一切入っていません。

どこに絡めたかというと、LGBTQを象徴する「レインボーフラッグ」。そう、曲名

レインボーと言ったら、虹は水により色が分かれて出来るもの。つまりスペクトル

そういう事です。

 

歌詞中でも虹の話、スペクトルの話していますよね。

そしての話も入っていますよね。

 

色の空に叫んだところで届かない」
「濃く塗りつぶされてく
の葉に落ちた雫は期待で膨らんでて」
「色褪せばんでく過去はいつしか消えていって」
矮星のように羨望の眼差しで」
「今はまだい恒星だけど温度を上げて届けよう」

 

…お気付きでしょうか、レインボーフラッグの色です。

歌詞にちょこちょこと色を混ぜ込むことで、曲名に深みが出るかな〜と思いました。
こうして、LGBTQから始まり、スペクトルを中心に置き、歌詞を決めていきました。

 

そして、u10といえばで私の中に最初に出てくるイメージは、仕事の闇です。
彼はかなり真面目で、社会人になってもブラックな会社で頑張り続けました
Twitterではかなり元気がなく、滅茶苦茶心配になるくらい疲れ果てていそうな感じでした。

彼を見ていると、彼に合っていない職業である事は確かで、でも彼の得意分野であるイラストは競争率が高く簡単に就けるようなものではなく、だから一般的な会社へ就いたものの、私よりかは人間性もあり、すごく真面目なのに、ここまで病ませられる…なんだかなぁと思います。
(言語化するの難しいね)
私が出来たのは、当時私が勤めていた会社、かなりいいから是非転職して〜と誘う事だけでした。

本当にいい会社でしたよ。

そして、彼は転職して、「こんな静かで罵詈雑言が飛び交わない場所があるんだ…!」と言ってくれました。………当たり前、だと思いますが…。

過酷な現状と、これから絶対に環境は良くなるから!!!!という思いを込め、歌詞を書きました。
歌詞の最初と最後で、かなり印象が変わりますよね。
全体的に段々と明るい前向きな歌詞になるよう書きました。

冷たい雨に濡れ 視界は徐々に霞んでいって

↑最初(イントロ) ↓最後(Cメロ)

明るくなった空 視界を埋め尽くす虹

こんなに違います。雨やみました

 

そして、勿論最初の方は暗い歌詞になるわけですが、

 

偏光に変えられ 決められた道を走らせる

壁に当たり捻じれ 旋光になった飛び上がり者

上で待ってるヤツに 利用され殺されていく

 

ここに彼の現状やイメージを書きました。

彼は学生の頃、家族にあまり自由にはさせてもらえなかったと零していた事がありました。
結構自由にさせてもらっていた私からすれば、「家族は良くも悪くもu10を家族の思うように形成していたのか」と感じます。
家庭の話を聞いていると、結構不自由で、人形のように扱っているな…と思う事も多々ありました。
これを光に例えるならば…偏光かな?と感じました。
偏光とは、規則正しく振動する光のこと。
u10は、きっと、自由にさせたら絵や動画等々、クリエイティブな方面でたくさん作品を生み出すんじゃないかと思いますが、真面目で、私と比べたら超頭が良くて、下手な事はしない。かなーり環境の影響を受けていそうな感じ。まさに偏光。だと勝手に感じました。

 

そして、旋光の話ですが、何か起きて旋光(偏光の振動が回転したもの)になった、つまり敷かれたレールを外れた人間は、社会で殺されるという内容です。

出る杭は打たれる的な。そんなイメージです。

u10に限った話ではなく、イラストが描ける人間たち、病んでるヒト多くないですか?イラストに限った話でもありませんが!!!!
好きなことや才能はあるのに、能力の方向がちょっとクリエイティブな方向なだけで社会に適用できなかったり、生きにくかったりってどういうことなん?という単純な私の疑問です。
歌詞中の利用されっていうのは得意じゃない事を無理矢理やらせ、もしくは運が良くてその才能を活かせても一時盛り上げてすぐ消すっていう事です。
勿論全員が全員そうではないけど、ずっとクリエイターを好きでい続けてくれるファンって本当に少ないですから。

まぁ、そもそも私にはファンってヒトは一人も居ませんけどね!!!!!!

 

次にBメロ。

伝えようとも届かない そもそも誰も見る気がない

さっきのファンの話と一緒ですね。

クリエイターの大半がそうだと思います。
勿論私もその一人。
そしてu10の作品ももっと広まって良いと思います。

 

それ以降はスペクトルとu10を重ねた前衛的な歌詞です。
解説しなくてもわかるかな〜と思います。

そして、注目してほしいのは2番のサビ、

捻れながらも進んでく線は すごく綺麗だ

これは私からのu10へのメッセージ。

本当にu10は頑張っていると思います。
教えてもらった事しか知らないから、人生の一粒ぐらいしか知りませんが。
でもその中に色んな苦悩が見えた気がしています。

いつもTwitterで「イラストありがてぇ〜供給供給」と思いながらイラストを見させてもらっていますが、仕事しながらイラストをたくさん描くってすごくないですか?
かなり勉強を頑張ってきたイメージもあり、仕事の環境もかなりヤバかったのに、かなりイラストを投稿する頻度が高いんですよ。
キツい環境に置かれていても、イラストを描く。描くのが好きっていうのがすごく伝わってきます。本当に凄い。
色んな壁があって、それにぶつかって振動を変えられても、進んでいくu10は美しいです。

私の中では、u10は1000μmの線です。

 

高くFull radiator
全てを吸い尽くす社会を超えていけ

Full radiatorは黒体のこと。光が吸収され、色が見えず黒くなります。
とはいえ、黒体の吸収率を超える「灰色体」というのを人間は作ってしまいました。
その灰色体を人間社会に見立てて、u10のような強い光が人間の作った社会に飲まれないでくれ!という歌詞を書きました。

………のつもりが、当時全く気がついていませんでしたが、歌詞中で一言も灰色体って書いてなくね?
黒体とは言ってるけど。灰色体は歌詞中で出てきてないんだからわかるわけないやろ。

最後の最後に私は何をしでかしているんだ。
まぁ良いか。歌詞ってぱっと聴いてもわからんもんだし。

 

 

 

というわけで、私なりに色々と考えながら作った楽曲です。

曲調は全てを総括して、u10のカッコよさ強さを表現しました。

私自身がまだu10の凄さを表せる技術を持っていませんが、少しでも真面目に生きている人間のカッコよさが伝われば、そして同じように環境に縛られつつも頑張って生きている人間を勇気付けられれば良いと思います。

 

歌詞って考えていく内に、段々わけわからなくなっちゃうんですよね。
何を伝えたいんだっけ?本当に自分こんな考えしてたっけ?
みたいな。

 

私はもっと技術を磨け!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!